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2024.11.20

口呼吸が与える影響①

わたしたちは呼吸を1日のうちで何万回も行っています。ご飯を鼻から食べる人がいないように、空気も口から吸うことはよくありません。小さな間違いが積もり積もって大きな病気を引き起こしてしまうのです🥲

  • 呼吸は、酸素を取り込み二酸化炭素を排出することで実は2つの呼吸を行なっています。
  • ①外呼吸…体外からの呼吸器系を通して行う
  • ②内呼吸…体内の細胞レベルで行う

 

口呼吸は、『吸う息、吐く息どちらか一方でも口から行う呼吸法』『ポカン口(常時開口状態における口唇閉鎖不全)』のことを指します。哺乳類の中でいつも口で息ができるのは、喋る機能を獲得できた人間だけなのです。

口呼吸は複数の原因が絡み合うことで引き起こされます。主に、軟らかい食事(口周りの筋力が発達しない)、言葉の変化(スマホなどで会話をしなくても意思を伝えられる)、口遊びの減少(口笛など)、アレルギー疾患が挙げられます。その他にも、急激な温度変化(暑さや寒さの刺激による口呼吸の誘発)、激しい運動、就寝時のいびき、ゲームやスマホ操作の集中時に無意識のうちに口呼吸を行っているのです。

これらにより、引き起こされる病気は沢山あります。では、3つのステージに分けて確認していきます。

  • (1)小児期
  •  アレルギー性鼻炎・アレルギー性皮膚炎、気管支喘息
  •  歯並び悪くなる
  •  むし歯や歯肉炎
  •  鼻閉により集中力、学力の低下
  •  慢性扁桃炎を繰り返すことにより腎症の発症の危険
  • (2)成人期
  •  小児期からの疾患を引き継ぐ
  •  怠い、うつ状態、やる気起きないなどの精神症状
  •  色々な病気に関係する歯周病の悪化
  •  風邪引きやすい、扁桃腺腫れやすい→学業や仕事に影響が出る
  • (3)老齢期
  •  ドライマウス(常に口が乾く)
  •  誤嚥性肺炎
  •  口腔や咽頭筋力の低下→気道抵抗の高い鼻呼吸がつらくなり、口が開きやすい

口呼吸は、慢性扁桃炎の原因となり、それがさらに次の病気を引き起こすことにより悪さをします。またそれだけではなく、歯並びの悪化、虫歯の増加も起こします。もちろん口の中が冷えることにより低体温にもなり、口腔乾燥状態は外敵の侵入を容易に許してしまう口腔粘膜をつくってしまうのです。

  • それぞれの時期に出来る対策もあるので、口呼吸防止、鼻呼吸推進のために専門家のアドバイスをきくことをオススメします👩🏻‍⚕️🩺🏥
  • 次回は、口呼吸が引き起こすお口の中の影響についてお話ししていきますね。
2024.08.29

喫煙と歯周病の関係

  • ようやく秋の気配を感じられる頃となりましたが、暑さの名残りはなおとどまっているようです🍃
  • 気持ちのよい青空が広がっていると思えば、夕方には急な豪雨☔️や雷⛈️が起こることもあります。最近の空の様子にはビックリしてしまいます…。
  • 今回は喫煙が及ぼす影響についてお話しします。

 

タバコの煙には約4,000種類もの化学物質が含まれており、そのうち約200種類の有害物質と約70種類の発癌性物質が含まれています。

喫煙者は、口臭、着色汚れ(ヤニ)、歯周病に罹患しやすく、重症化しやすいです。そのため、治療しても治りにくいと言われています。また、タバコを吸っていると歯肉の腫れ出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくなります。

 

  • 〈タバコの煙に含まれる有害物質〉
  • ニコチンは、一種の神経毒で依存性が強く、血管を縮ませる(毛細血管収縮作用)ので体が酸欠栄養不足状態になり、体を守る免疫の機能も狂わせてしまいます。病気に対する抵抗力が落ちたり、アレルギーが出やすくなる+傷を治そうとする組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞)の働きまで抑えてしまうので手術後も治りにくくなります。
  • タールは強い発癌性があり、口の中の表面に付着し唾液の出る部分をふさぎ、唾液の分泌量を減少し、プラークや歯石が付着しやすい環境をつくってしまいます。また、ヤニという形で歯の表面に残っているので、歯がザラザラして菌が張り付きやすくなり、いつまでもお口の中や歯肉にニコチンが染み出し続けてしまいます。
  • 一酸化炭素は組織への酸素供給を妨げます。酸素より血中のヘモグロビンと結合しやすいため、血液の色が黒くなるだけでなく、酸素が全身に行き渡りにくくなってしまいます。

 

  • 〈喫煙による影響〉
  1. ニコチンの血管収縮作用→血液の流れが悪く、酸素の栄養素が欠乏し、老廃物が除去されにくくなってしまう。
  2. 歯肉の繊維化→喫煙者の歯肉血管は細くなっているため、歯肉が炎症して出血せず、歯周病が発見しにくい。
  3. 白血球機能の抑制→喫煙により、白血球の防御機能が抑制され、歯周病菌が繁殖しやすい。
  4. 歯肉収縮機能の低下→歯周組織の修復機能が低下するため、治療しても治りにくい。

 

禁煙の効果として、〝歯周病にかかりやすさ〟は4割減少するといわれています。また、手術後の治療経過も禁煙者は非喫煙者とほとんど差がなくなります。

 

健康を意識して紙タバコから電子タバコ・加熱式タバコへと変える方も多いと思います。電子タバコは、たばこ葉を使用しておらず、ニコチンを含まないものが一般的です。加熱式タバコたばこ葉を使用しており、紙タバコに比べるとニコチン、タールが少ないといわれています。これらは禁煙を始める第一歩になると思います。

タバコは歯周病や全身の病気の危険因子であることに間違いはありません。また歯周病は全身の病気と密接な関わりを持っています。「長年タバコを吸ってきたから、今さら改善なんてできないだろう…」と考える人もいるかもしれません。「もう遅い」と考えるのではなく、どの段階であっても禁煙は効果を発揮します。お口の健康、全身の健康を取り戻すためにも、禁煙を始めてみませんか?

2024.06.01

毎日自宅で歯肉ケア!歯肉に塗る美容液

殺菌、美白、組織再生に効果的なオーラルリバイバーをご存知ですか?

圧倒的な殺菌力×医師も認める口にやさしい安全性により、見えない雑菌、気になるニオイ、ヌメリ・ネバつき、歯垢・食べカスを簡単1分洗浄で強力除菌し、毎日自宅で歯肉ケアができます✨

高機能性電解水「イオシア」の洗浄力、消臭力、安全性で総合的に口腔環境を徹底ケア&再生医療から生まれた「ヒト幹細胞培養上清水液」の配合により、口腔内環境を整えて、歯と歯茎を健康な状態に導きます。(浸透性に優れるイオシアが、ヒト幹細胞培養上清液などの成分を口腔内に確実に送り届けます。)

  • ※幹細胞(新しい細胞を生み出して補充する能力を持った細胞)には、①皮膚、赤血球、血小板など、わたしたちのからだをつくるさまざまな細胞を作り出す能力(分化能)、②自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができるという能力(自己複製能)、2つの能力が不可欠です。
  •  ・幹細胞培養液→主に化粧品や美容液の成分
  •  ・幹細胞培養上清液→アンチエイジング医療や予防医学の領域で施術に用いる
  •   成分

 

成分は食品レベルの安全性を追求しており、無添加で安心安全を実現により妊娠中の方から乳幼児まで安心して使用できます。

また、すぐれた強い殺菌力・抗ウイルス力で口腔内環境を守り、キープします。

  • 〈効果〉
  • 歯周病菌の殺菌
  • 口臭予防
  • ステイン除去
  • 歯肉の退縮予防
  • 歯肉再生誘導     等
  •  

普段、マウスピースを使用している方は、就寝時にワンプッシュして装着することで全体に浸透するのでおすすめです!

気になる方は、スタッフまでお声かけくださいね♪

 

2024.05.09

バイオフィルムについて

  • ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか?
  • 夏を思わせる陽ざしに、早くも日陰が恋しいようです…….。🍃

 

さて、今回はバイオフィルムについてお話ししたいと思います。

 

バイオフィルムってなんだろう?

歯周病菌やう蝕細菌(むし歯菌)の集合体をプラークといいます。これらの細菌は自らが作り出す菌体外多糖(グリコカリックス)によってバリアーを張っています。このバリアーに守られている集合体は、直接歯面に付着できない菌種も他の菌種の仲介によって存在することができます。付着や栄養素の面でお互い協力、拮抗し合うことで、細菌の共同体は安定状態となります。細菌はこのバリアーの中にいる限り、細菌を攻撃しようとする宿主の白血球や抗体などから自らを守ることができるのです。この構造体がバイオフィルムです。

 

 

なぜ、除去しないといけないの?

歯の表面にバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液に触れなくなり、唾液による洗浄作用がなくなります。そのため、バイオフィルムで守られた内側は細菌が繁殖しやすい環境になり、う蝕(むし歯)や歯周病の原因となってしまいます。ポケット内部でバイオフィルムが繁殖すると、細菌を攻撃する白血球や抗体が登場しますが、細菌はバイオフィルムのバリアーで保護されているため、それらの攻撃を受けません。逆に白血球の産物による病原因子や内毒素により歯肉が破壊され、歯肉の炎症は拡大します😭💧

 

どうすれば除去できるの?

バイオフィルムは抗菌剤などの化学療法には抵抗性をもっているので、歯ブラシや超音波スケーラー等の機械的な除去と破壊が必要です。しかし、歯周ポケット内部には歯ブラシは届かないので、患者様自身では除去することはできません。そこで、ポケット内に届く機械的な道具が必要となるため、専門家によるプロフェッショナルケアが必要になるのです。その効果的な方法として“パウダーメインテナンス”がおすすめです✨

 

それでは、次回はパウダーメインテナンスについてお話しします。

  • 気になることがございましたら、お気軽にスタッフまでお声掛けください♪

 

2024.03.16

歯周病と全身疾患

春が待ち遠しい季節になりましたね🌸皆さまいかがお過ごしですか?

前回、歯周病についてお話ししましたが、今回は歯周病と全身疾患の関係についてもう少しお話しします。

歯周病は、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ、悪性新生物(がん)、早産・低体重児出産など、さまざまな全身疾患と関連していることが報告されています。

近年では、さはざまな全身疾患歯周病との関連を調べる研究が行われ、それら間には深い相関があることがわかってきました。例えば、糖尿病が歯周病の発症・悪化に関わっていることは以前から言われていましたが、逆に糖尿病でカロリー制限をし、運動もしているにも関わらず、血糖値をコントロールできていない場合、歯周治療を行うことで血糖値も落ち着いてくるというようなこともわかってきました。このほか、脳血管障害や誤嚥性肺炎、心疾患、早産・低体重児出産にも歯周病が関連するとされています。

 

また日本人の死亡原因のうち、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病(食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの日ごろの生活習慣が原因となって起こるさまざまな病気)による死亡は、全体の半数以上を占めています。生活習慣病の発病や悪化に関係する好ましくない習慣を生活習慣病のリスクファクター(危険因子)といいます。

むし歯や歯周病などは口腔清掃習慣の影響を強くうけますが、食生活や喫煙など全身の生活習慣の影響も強く受けており、生活習慣病と多くのリスクファクターを共有しています。(コモンリスクファクターの概念)

 

 

口腔は消化器の一部であり、呼吸器の一部でもあります。口腔内には全身的な疾患の症状がでたり、服用中の薬の副作用がでたりすることがあります。

むし歯や歯周病を予防し健康な口腔状態を保つためには、お口の中を清潔に保つだけではなく、食生活の改善や禁煙なども重要な要素であり、そのことは全身の健康維持にも繋がります。歯周病を治療することにより口腔の健康を維持することは、全身の健康維持にとても重要なのです。🦷🦷🦷

2024.02.01

歯周病とは?

皆さんは歯周病がどのような病気かご存知ですか?

ひと言でいうと、歯を支える骨(歯槽骨)と歯茎(歯肉)が壊されてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまう怖い病気なんです😱🦷


むし歯や歯周病は、口の中の2大疾患とよばれ、人が歯を失う最大の原因です。患者様の歯磨き、生活習慣により左右され、生活習慣病としての側面が強いのです。

 

 健全な口腔(左)と歯周病にかかっている口腔(右)

 

歯周病は、自覚症状が少なく、歯肉からの出血や腫れがみられます。進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)までとかしてしまい、歯がグラグラと揺れてきます。歯周病は、歯の表面につくプラーク(細菌の塊)によって引き起こされます。キッチンのシンクをしばらく放置すると、排水溝にぬめりができることがあると思います。あれは、細菌が糊をだしてこびりついたものなのです。口の中でも同じように、正しい歯磨きが行われないとプラークができ、さらには歯石という塊になります。プラークや歯石の中にいる細菌が歯肉に炎症を起こし、歯槽骨をとかします。

歯周病では、まず歯肉炎になり歯肉が腫れ、歯磨きの際などに簡単に出血してしまいます。その後、少しずつ歯槽骨(歯を支える骨)が破壊されていき、歯が揺れるようになります。また、歯周病が進行すればするほど歯周ポケットといわれる歯と歯肉の境目の溝が深くなります。

 

⭐️ 歯周病の怖い点 と どうすればよいか?

  •  歯周病の怖い点は、
  •  ①生活習慣病であり歯磨きをしない人、下手な人ほどかかりやすい。
  •  ②歯周病にかかっても痛みを感じないことがあり、気づかないうちに歯周病が進行してい
  •   ることがある。
  •  ③一度かかってしまうと、破壊された歯槽骨(歯を支える骨)を回復することが難しい。

 

 では、どうすればよいか?

  1.  ①なぜ歯周病になるのか理解する.
  2.  ②正しい歯磨きの仕方、習慣を身につける。
  3.  ③定期的に歯科医院に通い、数ヶ月から半年に一度は、歯周病の検査・歯石の除去を行っ
  4.   てもらう。

 

歯周病は予防することが大切です。

口腔の疾患はさまざまな全身疾患と関連していることが報告されており、口腔の健康状態は全身的な健康状態と密接な関連があります。そのため、口腔の健康状態を維持、改善するための歯科治療は、全身的な健康状態の維持にとって欠かせないものと考えられます。

 

 

2024.01.12

保険と自費のクリーニング

新年あけましておめでとうございます🎍🌅
昨年は多くの患者様に来院いただき、感謝申し上げます。
2024年もスタッフ一同、患者様に安心して通院していただけるよう努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたしします。

今回は歯のクリーニングについて説明します。
歯のクリーニングとは、歯に付着している歯石、歯垢(プラーク)や着色を歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使用して除去する治療です。毎日のセルフケアでは行き届かない細かい部分の汚れを取り除くことで、虫歯や歯周病のリスクを軽減します。

クリーニングには保険自費の2種類あります。

保険のクリーニング
歯周病の治療を目的に行われます。
検査で、歯周病や歯肉炎と診断された場合に保険が適用されます。

2.自費のクリーニング
予防や審美を目的とします。
歯を白くしたい方、歯周病の予防をしたい方におすすめです。
予防歯科の専門である歯科衛生士が、普段除去できない汚れを丁寧に、綺麗に除去します。

  [内容]
  ①超音波スケーリング
    ②エアフロー
    ③pmtc
    ④舌クリーニング
    ⑤歯肉ケア

 

〈クリーニングの費用〉
保険診療……¥3000前後       ⭐︎オプション⭐︎
                     ・エアフロー
                       前歯部:¥1,650
                        全顎:¥2,200

自費診療……¥9,900 (自費クリーニングにはエアフローが含まれています。)

*すべて税込価格で表示しています。

 

歯周病予防の観点から、着色の除去だけではなく歯石の除去を徹底したいと考えております。
そのため、1度のクリーニングの時間を60分と長めに設定しています。
また、患者様の口腔状況によっては2.3回通院していただくこともあります。
クリーニングのペースは、3~6ヶ月を推奨しています。
歯周病は全身への影響も関係があるので定期的に予防をしていきましょう!

わかりにくいところも多々あると思いますのでご不明点、ご不安などお問い合わせ等いつでもお気軽にご相談くださいね♪

2023.12.07

歯に優しいエアフローでクリーニングしませんか?

こんにちは。

ずいぶん日も短くなり、落ち葉が散り敷く季節となりました🍂

皆さん体調はいかがですか?

今回は当院のエアフローについて説明します。

 

コーヒーやお茶などのステインやタバコのヤニが付着してしまうと頑固なため毎日のブラッシングで落とすのは大変です。

そこで活躍するのが痛みや刺激の少ないエアフローという機械です。

エアフローは、歯面清掃器(エアポリッシャー)とも呼ばれ、水・空気・特別に配合されたパウダーを歯面に粒子で噴射させることで、プラーク・色素沈着(ステイン)・ヤニを除去します。加えて、バイオフィルムという歯周病の原因である細菌の塊を除去します。高圧洗浄機と同じ原理で、短時間で歯の表面をツルツルに仕上げます。

 

        🚬施術前

                  ⬇︎

                         ✨施術後

 

超音波スケーラーでは届きにくい歯と歯の間、矯正装置の隙間等も効果的にクリーニングすることができます。

エアフローは主に審美、予防目的で行われています。

 

⚠️注意

ナトリウム摂取制限を必要とする方、呼吸器系に重度の疾患がある方、全身的な疾患障害がある方はお身体の安全を考慮し、施術をお断りしております。また微細なパウダーを噴射するため、歯肉に痛みを感じることもあります。知覚過敏のある方は痛みを感じやすいの、遠慮なく申しつけください。エアフローは歯の着色等、細かい汚れを落とす目的であり、ホワイトニングの効果はありませんので、ご了承ください。

 

💴料金

エアフローは自費診療です。健康保険の適用はできませんのでご注意ください。

前歯部 ¥1,650
全顎 ¥2,200

エアフローのみの料金となります。すべて税込み表記となっています。

※自費クリーニング(¥9,900税込)にはエアフローの料金も含まれています。

 

 

エアフローは、通常のクリーニングと合わせて行うことで、より爽快感を感じる仕上がりになります。また、むし歯・歯周病の予防にも繋がります。

興味のある方はぜひ一度お試しください✨

 

2023.11.16

予防と治療

皆さんは歯科医院にどのようなイメージを持っていますか?

「歯を削ってつめる」 「歯の神経をとる」「入れ歯をつくる」などの印象が強いと思いますが、私たちは治療予防の先にある患者様の健康的な生活を目指してしています。

 

予防…むし歯や歯周病などの病気から患者さまの口を守っていく働きかけや処置→病気の発症を予防する医療

対象は主として、むし歯や歯周病です。これらは、口の中の2大疾患とも呼ばれ、人が歯を失う最大の原因と言われています。

 

治療…むし歯や歯周病などにより失われた、あるいは失われつつある口の機能・見た目を再構築し、健康的な状態に戻していく処置

代表的なものとしてむし歯、歯周病、その他(粘膜疾患、外傷、親知らず、見た目等)

 

歯科医療はむし歯や歯周病などの予防・治療を通じて、食べる話すなど人々の生きる力を支える医療です。また美しい口もとは、笑顔の印象を良くする・健康的な印象を与えるなど人々の気持ちを明るくします。

 

 

私たちは患者様に寄り添い、安心して通える歯科医院を目指しています。何か疑問点がありましたら、お気軽にお声掛けください。

 

2011.04.14

菰田美穂 院長がドクターズファイルの取材を受けました!

「歯医者さん嫌いだった人も安心して通えるクリニック」、そんな歯科医院が広尾駅からすぐの場所にある。「ルートデンタルクリニック」は歯科医師全員が女性。ナチュラルで可愛らしい院内は全室が個室で、安心して治療を受けられるよう配慮されている。この安心感ややさしい雰囲気は、菰田院長のキャラクターとも重なる。歯科衛生士から歯科医師への転身、成績優秀者として評されるほどの勉強熱心さ、そしてやさしいママの表情など、多彩で豊かな人柄がよくわかる先生だ。小さな子を持つ女性だけでなく、歯科医院から足が遠のいている人にもぜひ知ってもらいたい歯科医院だ。
(取材日2011年4月14日)

歯科衛生士から歯科医師へ。心地好い安心感に包まれたクリニック

まずは先生のご経歴からお聞かせください。

じつは私は最初、歯科衛生士からスタートしました。歯科衛生士として6年間働いた後に、28歳で東京歯科大学に進学しました。そして34歳で歯科医師になりました。歯科衛生士として勤務していた歯科医院の院長が非常によい先生で、多くのことを学ばせていただくうちに、「歯科医療って本当に面白いなあ。私はこの仕事が大好きなんだ」と実感したんです。そしてもっと患者さんを手助けしていきたいなと。そこで東京歯科大学へ進学したのですが、応援してくれた家族がいたことも大きな力になりました。じつは出産も40歳になってからです。開業と同時に妊娠、出産とアクシデント続きでしたが(笑)、おかげさまで子どもも元気に産まれてきてくれました。ここでもやっぱり家族には随分と負担をかけたと思っています。いろいろなタイミングで助けてくれる家族がいたことも、私の背中を押してくれたのかもしれませんね。

 

 

 

先生のご経験は、多くの女性にとって大きな勇気になりそうですね。

他の取材でも、歯科衛生士から歯科医師への転身のエピソードを興味深く質問されます。歯科大への入学時は私は28歳で、周りは19歳の子たちがほとんど。年齢の差を一番感じるような年頃でしたが、こんなお姉さんにもやさしくしてくれましたよ。それに私同様、社会人経験のある学生もいました。私以外に2人の学生が同じような年齢で入学し、今もなお助け合う心強い仲間になっています。勉強もかなり一生懸命にしました。東京歯科大の創設者の一人に血脇守之助先生がおられ、毎学年を通じて優秀な成績を収めた学生には卒業時に「血脇賞」が贈られます。私も、そして社会人経験のある2人のクラスメイトも血脇賞をいただきました。

まるでサロンのような、可愛くて安らぎのある院内ですね。

すべての診察室を個室にしており、院内も歯医者さんらしくないナチュラルでリラックスできる雰囲気にしました。
患者さんのご希望をじっくりとうかがって、細かく診ていける診療を行いたかったからです。そのためにもゆったりとお時間の取れる場所にしたいと考えていました。私以外に2人の歯科医師がいますが、全員女性です。でも患者さんは女性だけでなく男性の方も多いんですよ。小さな子からお年寄りまで老若男女の患者さんが来られています。私が歯科衛生士として働いていた頃、よく患者さんからいろんな質問をされました。その中には、本当は歯科医師に聞いた方がよいのだろうけど、なんとなく聞きづらくて衛生士さんに質問したという人も多かったです。なので当院では患者さんが気兼ねなく私たち歯科医師にダイレクトに相談できるよう、さまざまな配慮をしています。この院内のレイアウトや雰囲気もその一つ。何も遠慮なさる必要はないので、気になることはどんどん聞いてください。

 

 

 

保育サービスも用意。ママも子どもも安心して通える環境

小さな子を持つママのために「保育サービス」も用意されているとか。

小さなお子さんを持つお母さん方は、自分に時間をかけることが本当に難しいです。歯の治療を受けたいと思っても、「わざわざ1時間のためにお金を出して子どもを預けるのは……」と考えて、結局、お口の中のトラブルをどんどん悪化させてしまいます。そこで当院では予約制で保育サービスを行っており、お母さんが治療を受けている間はスタッフがお子さんを預かります。出産後に虫歯になる人が多いのは、妊娠中にホルモンバランスが崩れたり、またつわりなどの影響もあります。それに加えて妊娠中は毎日の歯のお手入れをするのも大変になりますし、しかも出産後は先ほどのような事情で歯医者さんになかなか行けません。虫歯になるママが多くなっても不思議ではない環境です。そんな状況を何とかしたかったんです。当院の保育サービスを気に入ってくれて、「ここに来るのが楽しい!」と喜んでくれるお子さんもいます。

ママの歯が健康だと、お子さんにもいい影響がありそうですね。

ママだけでなくパパについても言えることですね。小さな頃のケア次第で、その子の将来の歯がほぼ決まると言っても、言い過ぎではないと思います。お子さんを虫歯にしない一番楽な方法は、周りの大人、主にママとパパから虫歯菌をお子さんにうつさないことが大事です。口移しで食事を与えないのはもちろんですが、要は周りの大人の口から虫歯菌を少なくしておくのが一番なんです。妊娠してから口腔ケアに気を付けるのではなく、できればママやパパになる前から、20代30代のうちから自分の歯を健康的に美しくケアしていくことを心掛けていただきたいです。なお、お子さんのおやつの与え方にも注意してください。うるさいから黙らせるために甘い物を際限なく与えるのでは、お子さんの歯はボロボロになってしまいます。おやつの時間をちゃんと決めたり、あるいは甘い物を食べた後はお茶を必ず飲むように習慣づけることも、虫歯予防にある程度の効果があります。

先生は小さな頃から、歯に興味があったのですか?

じつは歯科衛生士の仕事に就くまで、歯がこんなにも大切なことをなかなか知ることができませんでした。私の子ども時代は八重歯のアイドルが可愛いといわれた時代。私はとくに歯科医師の家系でもなく、自分自身の歯並びなども気にせずに育ちました。けれど歯科衛生士になって初めて自分の口の中をじっくりと診て、これは何とかしたいなあと思いましたね。歯科大に入学すると、実家が歯科医院の友人が多くて、やはり彼ら彼女らはとてもきれいな歯並びでした。矯正医の友人に相談してみたのですが、私の歯並びは非常に難しいケースだと言われました。そんな個人的な思いもあるので、やはりママたちにはお子さんの歯並びを注意して見てあげてほしいです。体の成長とともに歯並びも矯正していくのが、将来的に安定した健康的な歯並びを維持するためには大切なポイントです。当院には矯正の歯科医師もおりますので、歯並びの悩みも気軽に相談してください。

 

 

 

 

 

 

 

歯医者さん嫌いの人を少しでも減らせる歯科医院に

患者さんとの印象的なエピソードは?

ずっと歯医者さんに行くのが怖くて、なかなか通えずにいた患者さんがいました。その人が勇気を出して、当院に来られました。当初はほとんど噛める歯がなかったのですが、私たちスタッフも一生懸命に努力して、そして患者さんも一生懸命に頑張って、現在は口元を抑えずに素晴らしい笑顔で笑っておられます。その後も定期的にメンテナンスに来られており、「ああ。満足してくださったのかなあ」とこちらもうれしく思っています。この患者さんと同じような経験を持つ方が、当院にはたくさんおられます。モットーのひとつにも掲げているのですが、歯医者さん嫌いの人が安心して通えるクリニックにすることを目指してきました。歯科医院を敬遠している人は、おそらく何かしらのトラウマがあるのだと思います。それが原因で10年以上も足が遠のいている人も少なくありません。「もう少し早く来てくれたら」、そんな患者さんを少しでも減らすためにも、安心して通えるムードは大事にしていきたいです。

確かにここには、安心して通えるやさしい空気が満ちてますね。

ここは女性の歯科医師がそろった歯科医院で、女性ならではの感性と気遣いは、やはり多くの人に安心感を与えるのではないでしょうか。もちろん女性男性問わず、人それぞれにいろんな個性や性格があります。女性の歯科医師の中には、クールな印象を大事にしたいと思っている人もおられるでしょうが、当院のスタッフは「女性ならでは」という部分をメリットだととらえた診療を行っています。また極力痛みの少ない治療も心掛けてますし、とにかく患者さんの話をよく聞くことにも努めています。その患者さんが何を希望されているのかをちゃんと理解して、その患者さんにとって一番いい治療法を提供したいです。

先生の今後の夢は何ですか?

今後も、多くの患者さんからここに来たいなあと思ってもらえるようなクリニックにしていたいです。でもそのためには、患者さんのお声をたくさん伺いたいです。歯科医療を提供する側に長くいると、感覚がどこか麻痺してしまうと言うか、患者さんの思いと一致しない面が出てくる可能性もあります。そうならないためにも患者さんの率直な声や素直なご意見を知ることで、もっと理想の歯科医院に近づけることができるんじゃないかと思います。なので「こんな歯医者さんがあったらいいな」といったご意見は、ぜひ教えていただきたいですね。プライベートの夢ですか? 今は子育て真っ最中ですから、休日も子どもといることがメインです。でもそれは楽しみでもあります。子どもから学ぶことがたくさんありますからね。今後も、先ほど申したような理想の歯科医院に近づくための努力を、公私ともに充実させながら行っていきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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